木材の種類の見分け方

木材を見分けるには、木目、色、重さ、木口の道管を順に確認します。この4点で候補を数種類に絞り、最後にLasWoodで写真を判定すれば、数秒で確認できます。製材の等級判定にも通じる、顕微鏡なしでできる方法を紹介します。
- 新しい木肌を出す. 一部をやすりがけするか、かんなで削ります。塗装や汚れ、酸化は本来の色や木目を隠します。
- 明るい場所で木目を見る. 木目がまっすぐか、波打つか、交錯するかを確認。道管が開いた筋として見えるかも調べます。
- 手に持って重さを比べる. 知っている木材と比べます。ナラはずっしりと重く、マツやポプラは大きさの割に軽く感じます。
- 木口を確認する. 年輪に沿った道管の並びを見ます。ナラなどの環孔材は道管が帯状に集まり、カエデは全体に均等に散らばります。
- 撮影して確かめる. きれいにした木肌や木口を日中の光で撮影し、LasWoodで樹種、硬さ、主な用途を確認します。
まずは木目を観察
木目は道具なしで見られる、最初の手がかりです。細かく均一な、まっすぐの木目ならカエデやチェリー。爪が引っかかるほどはっきりした開いた筋なら、ナラやトネリコが候補です。光の角度で表情が変わる、リボン状に交錯した木目はサペリやマホガニーなどの熱帯材によく見られます。
数センチ以上の長さがある面を観察しましょう。短い端材では、節の近くに樹種本来の特徴とは異なる複雑な木目が出ることがあります。
色は手がかり、決め手にはしない
切ったばかりのチェリーは淡いピンク色ですが、数か月で赤褐色に変わります。ウォールナットは逆に、年月とともに色が明るくなります。着色されている場合もあるため、色は最初の判断材料ではなく、候補を確かめる材料にしましょう。色が主な違いなら、目立たない角を削り、古い表面ではなく新しい木肌を見て判断します。
重さと硬さを比べる
密度を比べると、見た目が似た木材も見分けやすくなります。同じ大きさなら、レッドオークの重さはホワイトパインの約2倍。端に爪を軽く押し当てて跡がつくなら、針葉樹材か、ポプラのように柔らかい広葉樹材です。ハードメープルにはほとんど跡がつきません。
迷ったら木口を確認
表面が似ていても、木口を見ると違いがはっきりする樹種があります。ナラは年輪に沿って道管が帯状に並び、カエデは小さな道管が均等に散らばります。ウォールナットはその中間です。鋭い刃物で切るか軽く研磨し、水で湿らせてコントラストを上げると、年輪や道管が見やすくなります。

写真での樹種判定が役立つとき
目で見て判断するだけでも、多くの場合は属まで絞れます。正確な樹種を知りたいときや、見慣れない熱帯材を調べたいときには、写真判定が便利です。LasWoodなら、木目や樹皮、板材を撮影するだけで、樹種と硬さ、おすすめの用途、仕上げのポイントを確認できます。疑問が残ったらTree Chatで質問し、関連する専門家の動画もチェックできます。
よくある疑問
木材を見分けるには木口を見る必要がありますか?
いいえ。一般的な樹種の多くは、きれいな木肌の写真で判別できます。レッドオークとホワイトオークのように見た目が似た木材や、熱帯材を見分ける際には木口が重要です。
塗装や厚い仕上げの上からでも樹種を判別できますか?
正確な判別は困難です。目立たない場所を少し削り、地の木肌を出してください。硬貨ほどの範囲でも、新しい木目が見えれば判別できることがほとんどです。


